産後の過ごし方について

2019.04.10 as a mother

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春になったからか、妊娠や出産のお知らせをたくさんいただいています。

ほんとうに、おめでとうございます。

どんなお産になるか、産後の過ごし方は人それぞれで
私たち一人ひとりが好きなもの、苦手なものが異なるように
赤ちゃんがやってくるときにも、いろいろな選択肢があります。

妊娠中・産後のオススメの過ごし方はありますか?
という質問をいただくことがあるので
以前もブログに書いたのかもしれないのだけど
もう一回、いくつか、自分がやってみて良かったことを書いてみます。

・・・

まず、おすすめしたいことが、妊娠中から住んでいる地域で活用できる
産後ヘルプに何があるかを調べておくことです。

“It takes a village to raise a child”というアフリカのことわざがあるくらい
一人の子供が育っていくには、多くの人の関わりが必要となります。

一人か二人の養育者とアタッチメント
(愛着関係、近くにいると安心する人、大好きな安全基地)を築くことは、
その後の発達においてかけがえのない価値を持つことがわかっていますが
養育者であるご自身が、安心して赤ちゃんと関われるような環境を
前向きに準備しておくことです。

あとで笑いとばせることだったら、それで良いのですが
不眠不休での育児は、心身が消耗するものです。

たくさんの悲しいニュースが続いた後
多くの自治体が産後サポートの大切さを認識しており
そのために予算を組んで、ケアを提供しています。

「自分の住んでいる自治体の名前」 「産後ケア」
などのキーワードで検索してみてください。

産前・産後支援ヘルパーの利用は事前申し込みが必要だったり
一番大変な産後数ヶ月に利用期間を限定しているところも多いです。
限界まで自分一人で頑張ってから助けを求めずに
保険をかけるつもりで、時間に余裕のある妊娠期間中に
申し込みまで済ませておくと良いかもしれません。

私自身も、上の子が生まれた後に週に数回産後ヘルパーの方に来てもらい
掃除や洗濯、食材の買い出しや調理をお願いしました。
赤ちゃんと二人きりで日中自宅にいる時に
研修を受けた、明るくてテキパキしたヘルパーの女性が来てくれて
ちょっとおしゃべりしたり、ねぎらってくれたり。

人が入るということで、自分も少しは身だしなみを整えたり
部屋の中を軽く整頓したりとメリハリもついて
とってもありがたかったです。

他にも赤ちゃんのこと、自分のことで困ったら
スマホでぐるぐる検索することも良いのですが
地域の保健センターに電話してみると個々のケースに対応してくれます。

他には、食材の宅配サービスに申し込んだり
近所にある赤ちゃんと参加できるサークルなどを調べること
昔ながらの里帰りや、親に手伝いに来てもらったり
パートナーが育休取ることなども。

キッズラインも、産褥シッター・ヘルパーサービスを始めました。

1歳児からの利用、そして地域も制限があるのですが
NPO法人フローレンス障害児向け自宅でのマンツーマン保育も提供しています。

自分以外の人やケアも利用しながら、子育てしていきましょう〜!

・・・

また、母乳で育てている人は、毎日自分の体をくし削って
優先的に栄養を赤ちゃんに与えているようなものなので
ちゃんとご飯を食べることも大切なことです。
意識的に、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンを食べましょう。

サプリメントを利用したり、養命酒や漢方
フェンネルやネトルなどのハーブ・ティー
ゴマやアーモンドなどの種子・ナッツ類
骨つき肉を煮込んだスープや海藻たっぷりの味噌汁など…
ダイエットよりも、この時期は良質の栄養素を頂きましょう。

・・・

なぜか日本では「産後」というキーワードには「骨盤」がもれなく付いてきますが
悪露が出終わったら、腹横筋・骨盤底筋のエクササイズをしてみるのも良いかもしれません。

妊娠期間中に骨盤ベルトも購入したのですが、
私の場合はトラブルがなかったので、ほとんど使わずじまいでした。

・・・

はー、なんだか知ったかして書いちゃいましたが、
本当に一個人の意見なので、参考までに。

上の子が生まれた5年前にはベランダで外を眺めながら
『「乳児院」って検索したら何が出てくるかしら・・・』
と、考えたことがあるくらい、私も戸惑いながらやってきました。

赤ちゃんは愛そのもので、幸せが溢れる瞬間もたくさんあるのだけど
同時に、永遠に変わってしまった自分の人生
終わらない責任が押し寄せてくることに、真面目に途方にくれていました。

今でも、ちょうどいいバランスを見つけられたらなぁと思って試行錯誤しては
旦那さんに負担をかけすぎて険悪になったり、
また調節してみんなで笑顔でいる時間が戻ったり
なんでもそうなのかもしれないけど、絶対的な正解はなくて
失敗したりうまくいったりを繰り返してゼーゼーしながらやっています。

ものごとの受け取り方、感じ方はそれぞれだけど
周りの人に話を聞いてもらったり、
ときどき自分にご褒美をあげたり、気晴らししながら

どんどん変わっていって、いつかは自由に旅立ってしまう
赤ちゃんとの関わりを、後で悔やむことなく育んでいけますよう。

長くなりましたが、応援しています!

最後にPR:
自分の実体験からヨガの練習や暮らしのヒントについてお伝えしています。
こちらの本も良かったら参考にしてみてください。

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DVD付 マタニティから産後まで使える おうちヨガプログラム

ご報告:日本に帰国します

2019.04.09 diary

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無事に旦那さんもミッション修了の見通しが立ちまして、
6月には家族で本帰国することになりました。

ほぼ2年間生活させてもらったカナダ西海岸は、
気候もそこまで寒くなく、人も優しく、
のんびりしたいいところでした〜

積極的に移民を受け入れているため、
イスラエルや中国、インドや韓国などから
国を離れてやってきたニューカマーの人たちが多くて
英語に癖があっても、白人マジョリティーのように振舞わなくても
もともとの文化を否定せずに、受け入れてくれる
多様性を祝福した、大らかな国であるように感じました。

自分の子供が、まだ脳のやわらかなこの時期に
いろんな肌色のお友達と、のびのび遊ぶことができたこと
とても良かったと思っています。

毎日夕ご飯を家族で食べることができるような
のんびりした時間をたくさん持てたことも
その真ん中にいる今は当たり前のことだけど
しばらく経って振り返ったら、懐かしくなりそうです。

そして、日本に帰るのも、いろいろあるけど
やっぱり、とても楽しみです。

我が家の5歳児はともかく、
2歳児が年度途中に入ることができる保育園はあるのかな・・・
なんていう現実的な心配もありますが、
帰ると決まったら、後2ヶ月弱の間にやること沢山!

春らしく、お天気の良い日も多くなってきたので、
カナダでの残りの生活を楽しみたいと思います。

トラウマ・センシティブ・ヨガ

2019.04.06 report

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ボストンのトラウマセンターが開催している
トラウマ・センシティブ・ヨガの講習をこの度修了し
ファシリテーターとして認定を受けました。

昨年9月にボストンで始まった研修は
毎週やってくる課題図書や論文を読んで作成するレポート
トラウマ・センシティブ・ヨガを指導している動画の提出
スタディパートナーとのミーティング、オンラインでの講義
メンターのDavid Emerson先生とのOne on Oneなど合計300時間。
思っていた以上にアカデミックで充実した内容でした。

私も勉強する中で学んでいったのですが
トラウマと一言でもいっても、いろいろな種類があります。

一般に認識されている災害や事故などの一過性のPTSDに加え
トラウマ・センシティブ・ヨガが主に対象にしており有効性が認められているのは
主に長期に及ぶ反復的な対人関係(パワー・ダイナミックス)により生じたものです。

例として、本来であれば愛着的な関係(アタッチメント)を築いていくはずの幼少期に
家族から暴力や遺棄を受けたり、無視されたり、操作されたり、DVを目撃する場合
やわらかな子供は自分の方に問題を引き受けてしまいます。

止められない不安感、鬱、パニック、解離、嗜癖、自傷行為、摂食障害、
などの、大人になってからもつきまとう一見バラバラに見える症状の根っこに
複雑性トラウマが原因として隠れていることがあるそうです。

社会や精神医学の歴史の中でのトラウマの携える意味と意義
自分の中に埋もれている偏見や差別がたくさんあること
トラウマや回復について、明らかになっている最新の脳科学の知見
そして実際に生きづらさを感じている人へヨガでできるアプローチを学ぶ中で
これまで自分が学んできたことの多くが有効であること
新しく教えてもらったことがたくさんありました。

講座の参加者は世界中に住んでいる、心理職、ソーシャルワーカー、
セラピスト、精神科医など対人援助をしている専門家も多く、
ヨガがソマティックな補完療法として現場で利用されているのだなぁ
ということが感じられました。

トラウマの補完療法としては、どんなヨガでも有効かというわけでもなく
種類ややり方によっては、ヨガが新たなトラウマの温床になりうることも
この数年続々と明らかになってきています。

すばらしい先生、カリスマと呼ばれる専門家も、みんな同じ人間です。
他の人に依存や、崇拝すること、誰かのせいにすることは
一時的に起きやすいことではあるけれど

自分の人生のハンドルを握り続けるのは、自分以外の誰でもないことを大切に
いただいた学びを、これからの自分や指導にも生かしていきたいと思っています。

このテーマに興味がある人への参考書籍など、載せておきますね。

トラウマをヨーガで克服する」ディビッド・エマーソン
Trauma-Sensitive Yoga in Therapy:Bringing the Body into Treatment」David Emerson, Jennifer West
トラウマ(岩波新書)」宮地尚子
身体はトラウマを記録するー脳・心・体のつながりと回復のための手法」ベッセル・ヴァン・デア・コーク
心的外傷とトラウマ」ジュディス・ハーマン
小児期トラウマがもたらす病 ACEの実態と対策」ドナ・ジャクソン・ナカガワ
Trauma Stewardship:An Everyday Guide to Caring for Self while Caring for others」Laura Lipsky
Yoga as a Complementary Treatment for Chronic PTSD

筋肉とアーサナをやさしく学ぶ ヨガアナトミー 

2019.01.24 media

カバー

医道の日本社さんから、監訳したヨガアナトミーの本が発売されました。

筋肉とアーサナをやさしく学ぶ ヨガアナトミー
ジョアン・スタウガード・ジョーンズ著
サントーシマ香 監訳

ヨガでよく使われる動きの仕組みを、
解剖学の知識に基づいて紐解いた一冊です。

講師養成講座などで解剖学を学びますが、数十時間のことがほとんど。

教え始めてから出てくる「知りたい」に答える参考書の一つとして
ヨガインストラクターの方の教材としても役立つかもしれません。

enjoy life

2019.01.04 diary

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今年もお正月にやってきました、キッツビーチ。

去年と同様に、服を脱いで海に飛び込む若者が何組も・・・
動画を撮って、いえーい!とやって、ブルブル震えながら上がってきます。

日本に滞在中、半年ぶりに近況報告兼ねてお茶をした
アーユルヴェーダ医師の小峰先生。
先日、9年お勤めされた統合医療クリニックのハタイクリニックを卒業し
しばらくフリーで過ごすそう。

そんな小峰先生に以前送ってもらった、生き生きしたワンちゃんの動画をシェア。

楽しくハッピーで、自分らしく生きることに遠慮しないところが、いいなぁ。
ちびっとでも、こんなに無邪気なところを残していたい。と思うのです。

Dog who lost his legs refuses to stop playing