南インドアーユルヴェーダ体験記 02.06

2013.02.10 ayurveda


シーロダーラのトリートメントを一週間うけた。

額の上にハーブオイルを垂らし続けるものです。
いわゆるアーユルヴェーダ=シーロダーラな
イメージもっている人も多いのでは。

一日目は45分で、そのあと5分ずつ施術時間を長くしていく。
つまり 45分 50分 55分 60分 55分 50分 45分
と7日間連続して行うのが、
一回のみのリラクセーションに留まらず、
本当の効果を期待して行う
古典的なシーロ(頭)ダーラ(垂らす)だそう。

頭はカファの支配する座なので、温めない方が良くて
シーロダーラで使用する薬草を抽出したオイルも
ぬるめのもの。

それを全身オイルマッサージを行ったあと
ニームの木でできた大きな台の上に横になって

セラピストの人が 天井からぶらさがった瓶から
オイルの額に落ちる位置をゆらゆら調節しながら
垂らし続けてくれる。

視床下部や松果体のバランスを整えるように
はたらきかけ、神経系のみならず全身を調和する。

実際受けていると、額から、頭頂部、後頭部のあたりまで
滑らかなオイルにやさしく浸され続けている感覚が
なんとも気持ち良いものでした。

南インドアーユルヴェーダ体験記 02.01

2013.02.06 ayurveda

蚊に下まぶたを刺されること、
野菜のゆで汁みたいなスープを飲むこと、
ネットが一週間つながらないのに辟易してくるのは、
環境の目新しさにも落ちついて
滞在中期に入った頃。

すくなくとも、毎回、私に取ってはパンチャカルマでおきる特徴。
とことん退屈し切ること。

日本にいると、何かあったらすぐネットで調べたり
携帯いじったり、買い物に行ったり、誰かと会ったりして
飽きる暇もないくらい、気もまぎらわす方法はある。

隔離された環境ではそういうこともできず。

「ひょっとしたら、ネットに繋がらないのは良いことかもよ」
と連日のトリートメントでつるつるになった
スイス人のチベット仏教徒に言われるけど―

21世紀はアシュラムにもアーユルヴェーダ施設にも
ネット環境は必要ではないですか。と思ってしまう。

帰ったら、お蕎麦と餃子が食べたい!つぶやきながら 
何度も蚊帳の中で寝返りをうつ。

それで、しばらく日本にいたら、
また 飽きた!旅に出たい!
って思うのだろうなぁ。

ほんとうに心って勝手よ。。。

南インドアーユルヴェーダ体験記 01.29

2013.02.04 ayurveda


本当にオールドスクールなアーユルヴェーダを追求している
こちらの施設は、自然のものにこだわっています。

夕方、蚊よけの煙を炊きにスタッフが各部屋を回る時は
石でできた道具に炭を炊いて、
その上にターメリックとニームの粉を燃す。寝るときは蚊帳の中!

日本にいる時に参加した料理教室がIHで、
IHって健康に害はないのでしょうか?
と25歳のアーユルヴェーダ女医の彼女に尋ねたら
IH、、、知らないわ、、、電子レンジみたいなものかしら。
と首を振られた。

調理場では、ガスをやめて、食べ物はすべて薪で調理していて、
生の火を目にすることって、今の日本でふつうに生活していて
どれくらいあるのだろう、と思った。

野焼きするのを新幹線で通り過ぎるタイミングで目にしたり、
あと、ロウソクを灯す時くらいかもしれない。

毎晩太陽の沈む頃ぴったりに合わせて、
アグニホーマという火の神様へのお祈りがあって
火を焚くのを見ていると、心が静かになる。

ヘッドマッサージやアビヤンガ、シロダーラをすると
体も髪の毛もヘビーな薬草オイルで油まみれになるのだけど
それを落とすのも、
緑豆の粉、もしくはヒヨコ豆の粉で洗うのです。
ヘアリンスは、ハリタキの煎じ液!!!

もちろん、スタッフのマンパワーあってこそ可能で
個人に合わせて調合するカシャーヤ(煎じ薬)は
朝4時半起きで作ってくれているのだそう。

もちろん自然の中にいるから、ヒーっとなることもあって

この間は 洗面所の角にヤモリがいて
一瞬動揺したけど、
ヤモリもいるよね!ヤモリの鳴き声ってかわいいよね!
と、自分を納得させて放っておいたのだけど、
次に入った時に、まだ同じ所にいたから、近寄ってみたら
死んだヤモリに蟻がたかっていて 静かな悲鳴をあげた
なんて ことも あります。

部屋に帰って灯りをつけたら、
カマキリが 飛びかかって 腕から離れない
なんてこともありました。

南インドアーユルヴェーダ体験記 01.23

2013.01.23 ayurveda

生活する中では、けっこうなエネルギーを
消化吸収を適切にするために使っているのだそうです。

きちんと消化されなかった食事はアーマ(毒素)となり
流れを滞らせ、腐敗し、病のもととなります。
その人にとって消化、吸収、排泄のサイクルが成立していることが、
何を食べるかに加えて大切だったりもします。

滞在中はデトックスをしているので、
食事の原則は、軽くて、暖かくて、水気を多く含んだ
新鮮な食事が中心です。

南インドの人はベジタリアンがほとんど。
米を良く食べるし、日本の人にも馴染みやすいのでは。
ココナッツやシャンツァイ、豆やオクラ、ビーツ、キャベツや人参などが
良く出されますが、四時頃に出される少量の果物以外は
すべて加熱調理されています。
とってもサットヴァな、、、良い感じに地味な、食事です。

たとえばこんな感じ
朝食:イドゥリー(米粉の蒸しパンみたいなもの)とココナッツのチャツネ
昼食:炊いた米、豆のスープ、野菜のゆで汁みたいな薄いスープ、バターミルク、蒸し炒めした野菜、ローティ(全粒粉のパン)
おやつ:お茶(ジャガリー、トゥルシー、胡椒、コリアンダー)とザクロの実
夕食:ローティと豆のスープ 野菜一品

寝る前にアーユルミルクを飲んでいるのだけど、
このミルクも、その日に、ここで飼ってる牛から
絞った新鮮なもの。
毎週金曜日には牛へのお礼のプジャをして
飲む人との間に関係を築いています。

南インドアーユルヴェ―ダ体験記 01.18

2013.01.18 ayurveda


お休みをもらって、アーユルヴェーダの施設にきています。
南部タミールナドゥ州にあるここは、エコビレッジと詠っているだけあって
自然に囲まれた、とても美しく落ちついた場所。
とはいっても、今週あった一年の豊作を祈るお祭りの夜は、
近隣の村から大音量の音楽が夜までかかっていましたが。

パンチャカルマを体験するのは、これが三度目。
自分のリトリート、研修というと格好良いけど、
正直、これが趣味で、大好きなのです。

パンチャカルマとは、
ドーシャという風、火、水の性質が体の中に増えすぎてしまうと
バランスが崩れて病気の素になるという理論から、
生活の中で蓄積した過剰なドーシャを排出するデトックス的な療法です。

アーユルヴェーダというと、額にオイルを垂らし続けるシロダーラが
有名で「気持ち良さそう」というイメージがありますが、
それは特に神経症や鬱傾向の人に処方される一部の施術です。

つまりこのパンチャカルマ、人によって内容が異なり
体質を脈診を含めて担当のドクターがした後、その人にあったプランが
オーダーメイドで組まれます。

ギーを飲んだり、溜まったものを吐いたり、下から出したり、入れたり、
けっこう激しい性質のものもあって、
昔は、ヒルに吸い付かせ、悪い血を出す、という施術もあったとか。
(アーユルヴェーダの神さま、ダンヴァンタリの持つ壷に入っているのは、
吸血ヒルだそうです。)

この施設に今滞在しているのは、
ドイツ人、オーストラリア人、そしてロシア人が多く、
昨日は牛乳からヨーグルト、そしてヨーグルトから
バターミルクをつくるやり方を教えてくれました。

1444回撹拌することで脂肪分が分離して
消化に易しいバターミルクができるそうです。
少しのターメリックやカレーリーフなんかを入れて
昼食に出たりなんかしますが、消化難でアーマになりやすく
酸っぱい(熱性)ヨーグルトよりも、
アーユルヴェーダでは断然おすすめです。